フィギュアを作ってみたいと思い立ってみたものの何から手をつけて良いかわからない。そんな方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんなお悩みを抱えた方の手を動かすきっかけを作れたらと思い、フィギュアがどのような工程で作られるのか、全体像をまとめてみました。
フィギュア製作の工程
素体を作る
原型製作開始です。
— ちびこ (@chibiko_love01) June 11, 2020
デジタル造形が増えているけど自分はアナログ造形です。
自分みたいな下手くそ原型師にこそアナログがおすすめ(^-^)/
というか下手くそはデジタルでも上手くいかん(´Д`)
まずはエポパテとアルミ線で素体作り‼️#オリジナルフィギュア#フィギュア原型 pic.twitter.com/Hfm3nfQTcF
まずはどれくらいの大きさのフィギュアを作るのか、ざっくり形を合わせるために素体を作ります。
素体はポーズやバランスを考えながら作業を進められるように、針金などで芯を作り、粘土やパテを盛り付けて作ります。
顔を作る
继续鞭尸,田宫ab真好用 pic.twitter.com/1VFGDPJEP1
— 渔大侠-WF2021冬 (@jiameyuu) December 26, 2019
素体が出来上がったら、全体のサイズに合わせて顔を作り込んでゆきます。
顔はフィギュアの善し悪しを決める最も重要なパーツの一つで、思ったように作れるようになるには相応の努力が必要になると思います。
ただ、あまり細かい部分をこだわってしまうといつまでも完成しない病にかかってしますので、最初のうちは全体の雰囲気だけでもそれっぽく作っていくことを目標にしておくのが吉かと思います。
体を作る
— 大山竜 (@oyamaryu3333333) December 28, 2016
顔ができたら素体に素材を盛り付けて、体を形作ってゆきます。
体は全体バランスが整っていればそれほど上手くできていなくてもそれっぽくは見えるので、最初は体を単純に棒のように作るってしまうのもありかもしれません。
ただ、腕や足、体の至る所に筋肉が存在しており、デフォルメされたアニメキャラのフィギュアも筋肉の動きを反映した作りにする事でより説得力のある造形がなされてたりします。
興味がある方は体のどこにどんな形の筋肉がついているのか調べて見ると、面白い発見があるのではないかと思います。
装飾を作る
よこえさま(@nn_yke)の同人誌「魔女小品」より、「雷鳴の魔女」原型完成しました。
— ぱっとん (@ptn_t) September 9, 2017
まだ先の話ですがWF2018冬で完成品展示、キット販売予定です。
詳しい写真なんかはblogで御覧ください。 https://t.co/BLTdhNfVm2 pic.twitter.com/xZbmFCFQ3L
体までできあがったら、残りの部分、服や装飾品をつくってゆきます。
素体に使う粘土やパテ意外にも、直線的、平面的な物であればプラ棒、プラ板などを用いる場合もあります。
服や飾りが出来上がるたびに一気に華やかさが増し、フィギュアの完成形が見えてくるので、個人的に一番好きな工程です。
塗装する
全てのパーツが出来上がったら、色を塗ってフィギュアの完成です!
塗装には図工の授業で使ったようなアクリルの塗料や、より強い塗膜を作ることが出来るラッカーの塗料を用いることが多いかと思います。
ここでは工程としてあげませんでしたが、イベントなどの出展で複数作るような場合は、複製といった工程も必要になってきます。
早速フィギュアを作ってみよう!
いかがだったでしょうか。フィギュア製作の工程はいくつかありますが、全体像を掴んでみて、意外と作れそうかも。と思えたりしたでしょうか。
ひとまずは大まかなフィギュアの作り方が分かったという事で、熱い気持ちがあるうちに素材・道具を用意して早速フィギュアを作ってみることをお勧めします。
他の記事で基礎から身につけて行く事ができるような題材を用意してみたので是非トライてみてください。
最後に、この記事では製作手順の一例を説明しましたが、この手順が正解と言うつもりは毛頭ありませんので、自分なりのより良い手順を探していくのも楽しんで頂けたらと思います。