フィギュア作りの基礎練習!頭蓋骨を作る!手順やポイントを解説!

講座

フィギュアは顔が命とよく言われる(?)ように、顔が美しいフィギュアは見ているだけでいろんな物が満たされますよね。

そんなフィギュアを作りたい!と思ってる方もまずは基本から、という事で頭蓋骨がどのような構造でできてるのか勉強してみるはいかがでしょうか。

この記事では私が練習で頭蓋骨を作ってみた時の画像を元に手順やポイントを解説してゆきます。

基本を知ることはきっとクオリティアップに繋がると思いますので、ぜひ一度トライしてみて下さい。

必要な素材・道具

使う素材は慣れている物があれば何を使っても良いですが、特に決まったのもがないという方は練習ということで時間がたっても形を変えやすい素材を選ぶと良いのではないかと思います。

この記事で扱っている素材はインダストリアルクレイという粘土で、温めると柔らかくなり、冷めると固くなる特徴を持っています。何度も繰り返し使えるので練習にはもってこいの素材です。

道具については工程ごとにどのような物を使っているか説明してゆきます。

作り方の解説

ベースを作る

まず最初に素材を盛り付けていくためのベースを作ります。

ベースは硬い芯で大まかなサイズ合わせをするのが主な目的ですが、大きい物を作る時には盛り付ける素材の節約も兼ねていたりします。

今回の作例では30cmくらいと大き目に作るので、塩ビのパイプを台に固定して、アルミホイルを押し固めたものをベースとしました。

素材を盛って大体の形を作る

ベースが出来上がったら、素材を盛り付けて顔の輪郭を作ってゆきます。

あまり解説することもないのですが、少しずつアルミホイルの上から素材を張り付け、顔の輪郭を意識しながら卵状の球体を作ります。

出来上がったら写真のように中心線を引いておくことで左右のバランスを合わせやすくなるでしょう。

あと、察しの良い方はお気づきかも知れませんが、ベース、輪郭のように大まかな形から順に作ってゆく事で大きくバランスが崩れないように作業を進めることができます。

他の部位を作る際にも有効な基本テクニックなので参考にしてみて下さい。

目、口、鼻のアタリを付ける

続けて目や口、鼻などパーツの大まかな位地決めを進めていきます。

頭蓋骨の参考資料等を眺めながら目、口、鼻の位置に跡を付けて、少しずつ掘り進めておきましょう。

インダストリアルクレイの場合、押し付けて跡をつけるためのヘラや、粘土をかき出すのにカギベラを使うと効率的に作業を進められるかと思います。

後々直すこともできますが、基本的にはここで形作った各パーツの位置が最終的に表れてくるので、バランスをよく確認しながら作ってゆきましょう。

凹凸を意識して盛り、削りを繰り返す

後は骨の出っ張りがある所に粘土を盛り付けたり、骨の凹んでいる箇所を掘って形を整えていきます。

まずは大きい凹凸から始めて、ある程度形になってきたら細かい造形に移っていくようにするとあまりバランスを崩さずに進められるかと思います。

頭蓋骨に関していくつかポイントを挙げると、目尻の上下は出っ張りが大きいので角を立てるように盛る。顎と頭の丸い骨は別のパーツになってる事を意識して付け根を掘る。あたりでしょうか。

細かい箇所の造形を詰める

凹凸を作って形ができてきたら、最後の仕上げです。細かい造形を詰めていきましょう。

歯などの細かいパーツや、目の周りや顎などにある小さな掘りを詰めていきます。骨格などの情報はインターネットでも見つけられますし、造形向けにわかりやすく解説されている本もあるので参考にしてみてください。

よく観察してみるとこんな掘りがあったのか!とか、筋肉の付き始めはここかな?などいろいろ発見があると思います。気の済む所まで作り込んでみましょう。

表面を整えて完成!

造形を一通り終えたら、最後に表面を少し均して完成です!

終わりに

頭蓋骨の製作はいかがでしたでしょうか?

デフォルメされたドクロはよく見かけるかと思いますが、実際に作ってみると細かい凹凸があり色んな発見があったのではないでしょうか。これが楽しいと思えた方は骨格や筋肉づくりにハマってしまうかもしれないですね。

もし早速全身も作ってみたい!という方がいらっしゃいましたら、他の記事で素体作りについて解説しておりますので、良ければそちらもご覧ください。

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