フィギュアやプラモデルを製作する方は間違いなく必要となるであろうデザインナイフですが、カッターとの違いや使い方で気を付けることとかあるの?という方にもいらっしゃるかと思います。この記事ではそんなデザインナイフについて徹底的に解説します。
動画解説
文章を読むのが苦手という方にも伝えられるよう、デザインナイフの特徴や使い方を実際にデザインナイフを触りながら解説する動画を用意しました。動画の方が良いという方はこちらをご覧ください。
デザインナイフってどんな道具?
説明するまでもないかもしれませんが、固まった素材を削ってシャープな造形をするのに使うナイフです。鋭い切れ味を備え、細かい操作がしやすいようにペンのような形をしています。
カッターと何が違うの?
鋭い切れ味
一般的にはデザインナイフの刃はカッターと比べてより切れ味の良い刃がついています。
フィギュアのように細かい切削する際に切れ味が悪いと、思っていない部分が欠けてしまったりして失敗のもととなるので、切れ味の鋭いデザインナイフは作業効率を向上するのに有効なアイテムと言うことができます。
グラつかない刃先
カッターナイフを使ったことがある方は共感頂けると思いますが、カッターは長い刃の根本だけが固定されており、先端はレールを通っているだけなので先端が多少グラつく構造になっています。
一方デザインナイフは短い刃を1枚差し込んで、締めて固定する構造になっているため、刃先がグラついてズレてしまうといったことを減らすことができます。
フィギュアの製作においては非常に細かい箇所の切削を行う必要があるため、思ったところに刃が当たり、思ったように力が入るという点が重要になってきます。そのため、グラつきが無いという点は大きなメリットになります。
持ちやすいペン型
カッターナイフは平たい定規のような形状となっており、デザインナイフはペンのように円柱状の形状をしています。
人によってカッターナイフの方が持ちやすいという方もいるようですが、ペン型のデザインナイフはボールペンやシャーペンの様によく触れてきた形状に近いので、持ちやすく扱いやすい方が多いようです。
デザインナイフの使い方
指を怪我しない切り方

デザインナイフは切れ味が非常に良いのでケガをしないよう注意してください。
切る先に指を置かない、刃先の背を押して切るといった使い方をすれば手を切る可能性は低くできます。
切れ味が鈍ったら刃を変えよう
切れ味が鈍ってくると思ったように削ることができず作業効率が落ちてきたり、素材を切るために余計に力を入れてしまうことで手が滑り怪我をしてしまうかも知れません。
デザインナイフの替え刃は多くの本数が入っているので意識して刃を変えなければ使い切ることもそうそうないと思います。気分転換だと思って、ひと段落ついたら刃の入れ替えを行っていくのが良いかと思います。

デザインナイフは柄を回転させると刃先が緩む構造になっているので、刃先を付け替えたのちに、締めなおすことで刃を付け替えることができます。